2020年度 活動計画

(1)研究目的

航空人間工学に関する知識の普及、情報の共有化を目的として、本年度は、他分野を含む幅広いヒューマンファクター研究にかかわる進展、事故事例から得た人間特性及びヒューマンマシンインターフェイスに関する事故防止方策の動向を分析検討する。

(2)手段・方法

【1】研究例会の開催

※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響により2020年度の開催は見送ることとする。

【2】施設見学会

下期に施設見学会を計画・実施する。

【3】委員会・幹事会の開催

適宜委員会及び幹事会を開催し、部会活動を円滑に行うとともに、会員の意見を部会活動に反映させるよう努める。

【4】部会ホームページの運営

インターネットを使った部会ホームページを活用して当研究部会の活動内容を広く周知するとともに、活動案内の掲示や会員からの参加申し込みに活用する。

(3)期待される成果

航空安全の推進に関わる官・民・学の多くの組織が関わっているため、これらの関係者が交流し討議を重ね、情報を共有する場を当研究部会が提供することにより、航空人間工学の知見獲得が可能となる。 また、航空の安全の推進へ大きく貢献できるものと考える。



2019年度 航空人間工学部会 活動報告

(1)研究目的

航空人間工学に関する知識の普及、情報の共有化を目的として、本年度は、他分野を含む幅広いヒューマンファクター研究にかかわる進展、事故事例から得た人間特性及びヒューマンマシンインターフェイスに関する事故防止方策の動向を分析検討する 。

(2)手段・方法

上期の活動として例会を開催した。また、下期の活動として施設見学会を行った。概要は以下のとおりである。

【1】第101回例会(公開講座)

日時:2019年 6月14日 (金) 10:00〜16:30

場所:野村不動産天王洲ビル 2F

参加者数:155 名

講 演:

(1) 演 題 「 航空機における気象の問題と解決に向けた研究」

  講演者:神田 淳 氏
      (JAXA 航空技術部門 次世代航空イノベーションハブ
         気象影響防御技術チーム チーム長)

(2) 演 題 「 Competency Based Training
         〜実運航に即した実践的な 訓練の開発について〜 」

  講演者:齋藤 縣 氏
       (ANA フライトオペレーションセンター 品質企画部
          AQP チーム マネジャー)

(3) 演 題 「 航空会社( JAL グループ)における安全管理 」

  講演者:村田 敬 氏
       (JAL 安全推進本部 安全推進部
         安全企画グループ グループ長)

(4) 演題 「 医療におけるレジリエンスの考え方 」

  講演者:中村 京太 氏
       (横浜市立大学附属市民総合医療センター 医療安全管理学
         准教授 医療の質・安全管理部長 安全管理指導者)

(5) 演題 「 失念防止法としての先取喚呼 」

  講演者:佐藤 文紀 氏
       (公益財団法人 鉄道総合技術研究所 人間科学研究部
         安全心理研究室 副主任研究員)

【2】施設見学会

2019年度施設見学会を以下の要領で実施した。

日時:2020年 1月 30日(木) 13:30〜16 :00

場所:公益財団法人 鉄道総合技術研究所

内容:

   鉄道総合技術研究所内の施設見学

   1.総研内(人間科学研究部以外)の試験装置の見学

   2.人間科学研究部の試験装置の見学

   3.人間科学研究部との意見交換会

参加者数:24 名

【3】委員会

本部会の運営に係る方針を決定するために、今年度は委員会を2 回開催した。委員会の概要は以下のとおりである。

・第69 回委員会(2019 年度第1 回 委員会)

 日時:2019 年12 月6 日(金) 13:00-14:30

 場所:(公財)航空輸送技術研究センター(ATEC) 会議室

 議題:

    ・本年度活動状況

    ・第101 回例会(公開講座)

    ・第102 回例会(公開講座)

    ・現時点での収支報告

    ・見学会について

    ・今後の委員会・幹事会の予定

・第70 回委員会(2019 年度第2 回 委員会)

 日時:2020 年3 月11 日(水)9:30-11:00

 場所:(公財)航空輸送技術研究センター(ATEC) 会議室

 議題:

    ・見学会報告

    ・第102 回例会(公開講座)について

    ・2019 年度会計報告

    ・2019 年度事業報告

    ・2020 年度事業計画

    ・第102 回例会の準備

    ・今後の予定

その他、委員会および例会の活動準備等のため、2019 年度は幹事会を4 回開催した。

【4】部会ホームページの運営

インターネットホームページにより、非会員も含め多くの関係者に対して航空人間工学への理解・関心を深めることに貢献した。例会の申し込みはホームページから行えるようになっており、広く周知できることで、今年度の活動においては非会員からの参加申し込みも多数あった。

(3)成果及び展望

本年度の例会では「航空機における気象の問題と解決に向けた研究」「 Competency Based Training 〜実運航に 即した実践的な訓練の開発について〜 」「 航空会社( JAL グループ)における安全管理 」「 医療におけるレジリエンスの考え方 」「 失念防止法としての先取喚呼 」の演題を通して、他分野を含む幅広いヒューマンファクターに関する知見を参加者間で共有し、理解を深めることができた。 また、施設見学会では公益財団法人 鉄道総合技術研究所にて鉄道総合技術研究所内の施設見学を実施した。航空と鉄道分野は異なるものの安全運航を堅持するための研究の重要性、安全への思いは共通するものであり、 意見交換と施設見学を通して安全面の向上の重要性ならびに安全への強い思いを改めて関係者で再認識・共有できたものと考える。



以 上